王禅寺の家

■建物概要
所在地    神奈川県川崎市
構造規模   木造 2階
敷地面積   175.58 m2
建築面積   69.81m2
延面積    107.55m2
竣工     2018年7月
写真     中村 絵

■コンセプト
郊外の小高い住宅街にあるこの敷地は、周囲の緑や遠くの山、広い空が望めるロケーションのよい場所でした。
そこでその眺望を活かせるよう、2階にリビングと それに連続する広い外部テラスを設けることで、家の中全体に広がりが感じられるようになっています 。
ワンルームのゆったりとしたLDKは、梁表しの勾配天井のキッチンゾーン、木パネルを貼った天井の低いダイニングゾーン、そして吹抜のある高い白のフラット天井のリビングゾーンと、場所ごとに雰囲気が異なります。 キッチンから南側テラスへと視線が抜ける軸線上には ガラス床を配し、夜には下階の照明のもれ光が ライン上に一直線に浮かび上がります 。
シンプルでモダンな構成の中に、空間の変化と居心地の良さを感じられる住宅となっています。